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本品は乳、卵を含む製品と共通の設備で製造しています。
by susro
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  これが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ
これが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ_e0112873_12423768.jpg撮像素子 APS-C(23.5×15.7mm)インターレーススキャンCCD、原色フィルター
画素数 総画素数:約630万画素 有効画素数:約610万画素
世界初 ボディ内臓手ぶれ補正機能「Anti-Shake」搭載
高画質画像処理エンジン「Supheed II」「CxProcess III」搭載
撮像感度 AUTO、ISO100~1600相当(3200に拡張可能)

2007/1/23 写真差し替え&追加



これが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ_e0112873_12423768.jpg
撮影:PENTAX K10D レンズ:Carl Zeiss Jena MC FLEKTOGON 35mm

各社がそろってデジタル一眼を発表する中、コニカと合併したミノルタは沈黙を続けていた。
2004秋、よくやく満を持して発表した高性能デジタル一眼レフカメラ、それがこの「α-7 Digital」なのだ。
これまでの全てのミノルタαレンズが使える、世界初の内臓手ブレ補正機能「Anti-Shake」をひっさげて、威風堂々店頭に並んだのであった。
前身である35mmフィルムカメラ「α-7」は、世界3大カメラタイトルを受賞しているという優秀な機体で、後継機となるこのα-7デジタルも操作性や各種設定の視認性について飽くなきこだわりを持って追求されている。そのためボタンやダイアルスイッチ類も多くなり、独特のごっつい風貌は男らしさを感じさせる。

これが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ_e0112873_13122270.jpgこれが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ_e0112873_13123814.jpg






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仕事で写真を撮る機会も多かったSUSROがデジイチに惹かれ、探し回っていた矢先に出会ったα-7デジタル。この何とも言えないごっつさと、ヘタでも上手に撮れそうな気がするアンチシェイクと、なにより会社に眠っているαレンズ達が使いまわせるというお得感から、もう他の選択肢はありませんでした。2005年9月(こちらのサイフも満を持して)、無い金を投げ打ってレンズ付き新品キット(しかも20周年アニバーサリーエディション)を入札したヤフオク。見た目重視のタテグリップとバッグも揃え、SUSROと「ナナデジ」の共同生活が始まったのです。

レンズキットのレンズはα-7デジタル専用の17-35mmレンズ。
α-7デジタルはCCDがAPS-Cサイズ(23.5×15.7mm)なので、35mmフィルムと比べると焦点距離が1.5倍ほど長く(短く?)なる計算になり、17-35mmのレンズは35mmフィルム換算では25.5-52.5mmのレンズと同じという事になるのです。
これは即ち画角が狭くなりがちであるという意味で、望遠には有利だけど、広角が不利だと言う事になります。そこで、その領域をカバーするために17-35mmという超広角のレンズがキットになってるわけですね。画角とか話はこちらなどをご参考に。

加えて会社に眠っていたビンテージ(!?)レンズ、MINOLTA ZOOMXi 28-105mm(35mm換算42-157.5mm)。こいつは何故か電動ズームがレンズについていて面白い。有難いのか余計なのかよくわからない逸品だ。なんかズームトロいし電池もったいない気がするので専ら手動ズームで使用している。範囲が広く仕事用の撮影に使い易いので重宝している。しかしレンズの重量はかなり重い。自分で買ったわけではないので文句は言えません。
更に有難いのが、同じく会社に眠っていた望遠レンズAF75-300DVIIで、35mm換算112.5mm-450mmをカバーする。決して高そうなレンズではないが、そして色もボディと合っていないが、450mm換算はかなり遊べそうだ。
広角からズームまで一気に揃ってしまった。やはりカメラはミノルタだよなー。

と思っていたら2006年3月、「コニカミノルタ、カメラ事業から完全撤退」という衝撃のニュースが!!なんてこった!
世界で一世を風靡した天下のミノルタですよ!?マジで!?なんで!?Why!?
君たちカメラ撤退してなにすんの!???
しかし時代の波は誰にも止められない。デジイチ事業参入があまりにも遅すぎたのだ。
世界中にあふれかえったミノルタ資産は路頭に迷う事になるのだ。
他聞に漏れずあえなく故郷を失い、孤児となった愛機「ナナコ」とSUSRO。
これほどの製品を世に送り出しながら、生き残る事ができなかったコニカミノルタ。
それほどまでに、デジイチ市場、いやカメラ市場は激しかったのだ。

「世界に先駆けてオートフォーカス一眼レフを世に送り出したカメラメーカーとしての先進の技術、写真の歴史と共に進化を遂げてきた銀塩画像技術、そして高精度を追求し続けた写真用メーター技術。写真のすべてを知るコニカミノルタだからこそ、本当に高画質なデジタル一眼レフカメラをデザインできるのです。」
という当時の売り文句も、今でははかない幻となってしまった。

これが幻のデジイチ KONICAMINOLTA 「α-7 Digital」だ_e0112873_13251932.jpg

このα-7デジタルというカメラは、永い間カメラマニアから愛され続けたミノルタが最期の全エネルギーを注いでこの世に残した(そして息絶えた)、そんな幻の名機なのです。

こいつをひとたびいじってしまうとね、何とも言えず楽しいのですよ。
やれ機能がどうだ画素がどうだと言ってみてもね、最後は理由の分からない独特のカグワシサといいますか、底知れぬ魅力みたいなものがモノの価値となって積み重なっていくわけですよ。そんなこんなで、α-7デジタルといえば名機なのです。うむ。
このカメラの実力は・・・少なくとも、このサイトは参考外という事で。


ところでカメラ事業をソニーが引き継ぎましたとか言って最も引き継いではいけない企業に引き継がれてしまったわけですが、いくらαレンズを使いまわせると言えども、ソニーなどにはミノルタファンを惹きつけれらるような技術も知識も心意気も無いわけで、永い列強のミノルタユーザー達も徐々にキャノンやニコンやペンタックスに移行していかざるを得ないのだ。それはつまり、いろんなミノルタレンズが世界中で値崩れして安い中古が大量に出回る事を示唆している。
それはチャンス。ラッキー。(ポジティブ。)

末永く大事に使って行きたい。
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by susro | 2007-01-23 06:29 | カメラ
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